決して甘く考えていたわけではありませんが、電話は対面よりも緊張しないはず!
私は最初、勝手にそう信じていました。
継続電話支援はメンタルが弱くても覚悟があればできるはず!
面接でメンタルについて聞かれた時、大丈夫です!と即答した私ですが、私は自分のメンタルが強いとは思っていませんでした。それでも、
- バイトで接客業も経験した
- 人間関係が最悪の職場でも頑張ってきた
- 勇気を振り絞って特定保健指導の世界に飛び込んだ
という、メンタルは弱いけど耐える力はある!という謎の自信を持っていました。
40過ぎてこんなに緊張する事があるなんて...
仕事がスタートし、初めて対象者さんに電話をかける直前、私は恐ろしいほど緊張しました。
ロールプレイングでも緊張はしていましたが、それとは比べ物にならない程の緊張でした。
初めてなんだから緊張して当たり前、と普通は思いますよね。
でも、自分が想像していた以上の緊張でした。
受話器を持つ手がガクガク震える、喉がカラカラに乾く、心臓がバクバクいう音が聞こえる。
自分で気持ちをコントロールする事が全くできませんでした。
指導経験もないのに、何か専門的な事を質問されたらどうしよう…不安しかありませんでした。
初めて担当した方は女性だったんですが、ガチガチに緊張して声がうわずっている相談員に対し、困惑している様子がひしひしと伝わってきました(T_T)
でも、自分ではどうすることもできず…
積極的に自分の話をしてくれる方だったため、電話は10分以上できたのですが、支援と呼べるものではありませんでした。
メンタルの弱さをカバーするもの
実際に仕事がスタートしてみて、「イメージしていたのと違う!」と感じる事は色々ありました。
そもそも、調べたくても特定保健指導について書かれているブログが少ないと感じていました。
相談員としてやりがいを持ってバリバリ働いています、的なブログは少し見かけるのですが…
私が知りたかったのはそこに至るまでの過程、失敗を含む体験談でした。
例えば、たぶん最初は緊張するだろうなーという漠然とした想像ではなく、最初は恐ろしいほど緊張したという実際の体験談を事前に知っていたら。
自分もこうなるかな?自分ならどう対処する?
自分の身に置き換えて、より真剣に考える事ができていたと思います。
こんなこともあるかもしれないと具体的なイメージをしてから飛び込めていれば、こんなはずじゃなかったのに…と思う事も少なかったのかな、と今では思います。
メチャクチャ最悪と人から聞いていたことを実際に自分がやってみると「あれ?こんなもの?」「もっとひどい想像してた」って感じた経験はないですか?
特定保健指導は個人情報満載の仕事のため、お話するのが難しい部分も多くあります。
それでも、私と同じようなメンタルの方が、少しでも具体的なイメージを持てるよう、伝えられる範囲で情報を発信していけたらと思います。